株式会社市金工業社 株式会社市金工業社

Coating

塗工装置

フィルムに機能性を持たせるための塗工装置です。その塗工方式は、基材や液の種類によって様々です。
蓄積されたノウハウと技術で、適切な塗工方式をご提案いたします。

塗工装置

塗工方式は基材と液によって千差万別!
蓄積されたノウハウと技術で最適な方式をご提案いたします!

  • 塗工は千差万別

    基材は、凸凹のもの、浸み込みやすいもの、はじくものなど、
    液は、水状のもの、粘土状のもの、粘着性のあるものなど、その組み合わせは様々です。
    この塗工方式を決定するのは、経験値・シュミレーションからくる適切な提案とデモ機での実証です。
    弊社ではテクニカルセンターでのテストを中心に、お客様と共に装置を作り上げます。

  • より薄く、均一に塗る

    スマートフォンなどに代表される液晶フィルムは、表面に極薄の機能材が塗工されています。これにより斜めから見えない、指紋がつかないなどいろいろな機能が付与されます。
    その厚みはナノレベルであり、今後、ますますフィルムへの薄膜塗工の需要は増えていきます。

  • 厚く塗り、均一に乾かす

    従来、液を厚く塗る技術は、人工皮革の表皮、絨毯のバッキングなど日用品に多く使われてきました。
    近年では、電子材料向けに厚膜塗工技術が生かされています。
    積層セラミックコンデンサー、リチウムイオン二次電池用電極、プリント基板などがこれに当たります。
    特に厚物を中心部まで均一に乾かす技術においては、当社の長年の経験値が生かされています。

  • 完全オーダーメイド

    お客様のニーズに合わせた完全オーダーメイドで製作しますので、どんなに小さな、難解なご要望でも具現化し、「世界に一つしかない装置」を作り上げます。
    これらの思想は、大学、企業研究室でも多くご好評を頂いております。

用途&特徴
用途
  • 汎用フィルム
  • 光学用フィルム
  • 電子材料用フィルム
  • イオン交換膜
特徴
  • 多様な塗工方式
  • 高精度温度、風速制御による均一な乾燥方式
  • 基材特性に応じた搬送方式

塗工方式

ダイコーター

ダイコーター

ダイヘッドと呼ばれる口金先端スリットから塗工液を押し出して基材にコーティングする方式です。
基材には接触せずに薄膜塗工が可能なため、光学フィルムや機能性フィルム、リチウムイオン二次電池など、最先端の分野で採用されています。
膜厚はダイヘッドからの吐出量と転写する基材の速度で決まります。
ダイスリット幅は、液の粘度や膜厚にあわせて設定します。

適用粘度:低~高粘度

ロールコーター

ロールコーター

塗工ロールと呼ばれる高精度のロールの組み合わせで基材に転写コーティングする方式です。
組み合わせは2本型、3本型、リバース型など様々です。
全ての塗工の基本形になります。
膜厚はロールの回転数、回転方向、ギャップで決まります。

適用粘度:中粘度

グラビアコーター

グラビアコーター

グラビアロールと呼ばれる彫刻ロールで液を汲み上げ、彫刻セルに付着した分だけを基材に転写・コーティングする方式です。
設定が比較的簡単なことから、紙、不織布、高機能性フィルムまで、幅広く使われます。
膜厚は彫刻セルの容積、回転方向、回転数で決まります。
彫刻セル形状は、液の粘度や膜厚にあわせてロール変更します。

適用粘度:低~中粘度

ナイフコーター

ナイフコーター

塗工ヘッドに装着されたバー状もしくはパイプ状のナイフで、塗工液を掻き取る方式です。
設定が非常に簡単で、粘度、厚みの適用範囲も広く、だれでも鏡面の塗工ができることから、多くの分野で使用されます。
特に厚膜、高粘度を得意とし、積層セラミックコンデンサーなどの塗工製膜に多く使われています。

適用粘度:中~高粘度

バー・ロッドコーター

バー・ロッドコーター

ワイヤーバーと呼ばれる小径のロッドで液を掻き取る方式です。
設備コストが安く、設定も比較的簡単なことから、紙、不織布、高機能性フィルムまで、幅広く使われます。
バッチ式の研究用塗工機にも同じ機構が採用されています。
膜厚はワイヤーバーに巻かれたワイヤーもしくは溝の深さ、回転方向、回転数で決まります。

適用粘度:低粘度

Prototype

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