ICHIKINの取扱分野
高分子化学
日常生活のあらゆるシーンを市金工業社の装置が支えています。
世界中に広く普及しているスマートフォンやタブレット、高速通信用の先端デバイス、さらに次世代自動車の中心となる電気自動車用のリチウムイオン電池など、数多くの製品の製造現場で弊社が開発した装置が活躍しています。
設立は昭和29年、繊維機械の生産販売から始まりました。
染色整理仕上といわれる分野で、“洗って、絞って、拡げて、乾かす”という技術を得意とし、ヒートセッター装置が世界中で大活躍しました。
1990年後半、デジタル化の流れを背景に、これらの技術を高分子化学分野に応用し、機能性フィルムの塗工、延伸、ラミネート技術として発展させてきました。 長年蓄積した高精度の温度・風速制御と液処理を含めた基材搬送技術がベースとなっており、「熱と風と水」を操るノウハウは広くお客様にご好評を頂いております。
全世界的にSDGs(持続可能な開発目標)を視野に入れた取り組みが求められる中、地球規模の環境保全を念頭に、お客様と地域に貢献できる企業を目指していきます。
日常生活のあらゆるシーンを市金工業社の装置が支えています。
偏光フィルム、位相差フィルムなど
フレキシブルプリント基板、絶縁材など
セパレーター、正極材、負極材など
イオン交換膜、水処理膜、分離膜など
人工透析用フィルター、湿布材、マスク用フィルターなど
タイヤコード、炭素繊維、ガラス繊維など
耐熱フィルム、ガスバリアフィルム、包装フィルムなど
テレビやパソコンなどの液晶パネルで使用されている、「偏光フィルム」や「位相差フィルム」などを製造する装置をつくっています。
液晶パネルは、偏光板やガラス基板などの様々な要素が層状になり構成されています。
この中にある偏光板は、洗う、染める、延ばす、乾かす、貼り付けるなど、様々な工程を経て製造されています。
スマートフォンなどに使用される「フレキシブルプリント基板(FPC)」など、電子材料用のフィルムを製造する装置をつくっています。
電子機器の小型化、軽量化、薄型化になくてはならないフレキシブルプリント基板(FPC)は、FCCL(Flexible Cupper Clad Laminate)と呼ばれるFPC用の材料に高温熱処理、乾燥を施すことで製造されます。
リチウムイオン電池などで使用されている、「セパレーター」や「正極材・負極材」を製造する装置をつくっています。
リチウムイオン電池の主要構成要素である正極材と負極材、そしてセパレーターは、塗る・延ばす技術を駆使して製造されています。
洗浄水浄化装置などで使用されている「イオン交換膜」「水処理膜」「分離膜」など、高機能性膜を製造する装置をつくっています。
透湿性・防水性を兼ね備える多孔質フィルムは、塗工、凝固、乾燥などの工程を経て製造されています。
マスクで使用される「不織布」や、人工透析のダイアライザーで使用される「中空糸」など、医療品向け素材を加工する装置をつくっています。
不織布は、繊維同士を絡み合わせたり、熱処理などで接着することで製造されています。
タイヤの構造に使用される「タイヤコード」や、建造物、スポーツ用品、航空・宇宙機器などに使用される「炭素繊維プリプレグ」を製造する装置をつくっています。
タイヤコードとは、タイヤの骨組みに使用される繊維糸であり、複雑な変形に耐え、基本形状を維持することができます。含浸と乾燥を繰り返して製造されています。
プリプレグは、炭素繊維をシート状にしたものに樹脂を含浸させることで製造されています。
食品分野で使用される「耐熱フィルム」や「ガスバリアフィルム」、製品の包装に使用される「包装フィルム」や「シュリンクラベル」などを製造する装置をつくっています。
機能性フィルムは各種の使用用途に合わせて縦延伸と横延伸を組み合わせて製造されています。